駄文を弄する

おすすめの小説を中心に紹介しようと思っていましたが、脳内がとんだカオス状態なので内容もそうなっています。

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『常用字解』 白川静

2010/08/28/土/03:03
常用字解常用字解
(2003/12/20)
白川 静

商品詳細を見る

漢字の辞書です。
と、言っても漢和辞典ではありません。

漢字の前段階に甲骨文字や金文、篆文(てんぶん)、籀文(ちゅうぶん)といった漢字の元になった象形文字のようなものがあって、それらと共に漢字が本来どんな意味をもっていたのかを解説している辞書です。(漢和辞典のように用例などもちゃんと載っています)
巻末に漢字の歴史が載っていて、甲骨文字等の事はそこを読めば分かるようになっています。

この辞書は常用漢字に的を絞っているので2000字弱収録されていますが、7000字程収録の『字統』や1万字ぐらいの『字通』も好評発売中です。ただ、値段のほうも7~8倍はしますが…。

一応、常用漢字を簡単に説明しておくと、
政府が戦後に「わっちが日常で使うのに必要な漢字を選んだでありんすから、この範囲で使ってくりゃれ」
とのたまったらしいです。
特に強制力があるものでも無いみたいですが、『常用字解』の序文によると、
漢字本来の意味を変えるような書き換えを行っていたりと結構問題があるみたいです。

といっても、僕は2000字も漢字を覚えているかどうか怪しいのであまりピンときませんが。

さて、ここまで読んだ人は間違いなく漢字が大好きであり、
「漢字の事を考えると、興奮が留まることを知らないよっ!」
という、特殊な方々が大半だと思います。

つまり、そういう人におすすめです。

あ、僕は違いますよ。
ただ、漢字の事を考えると胸が苦しくなり、居ても立ってもいられなくなって部屋中をグルグルと歩き回るだけです。

正味な話、何故これを買ったかは忘れました。確か、英和辞典を買うはずだったんですが……。
ですが、序文と巻末だけでも結構楽しめました。
パラパラめくってるだけでも割と面白かったりします。

例えば、『人』という漢字ですが、
教師が
「人という字はぁ~人と人が支えあってぇ~」
と言うと、
「いいや、違うね。左の奴が一方的に右の奴にのしかかっているだけだ。マヌケ」
と、抗弁する生徒がいる。
良く見る光景です。

しかし、甲骨文字や金文、篆文を見ると、どう見ても1人にしか見えません(人類に見えない事に目をつぶれば)。
解説をそのまま引用すると、

『象形。立っている人を横から見た形。「ひと、人間」をいう。~(以下略)』

とあります。
つまり、人が支えあっているのでは無く、一方的にのしかかっているのでも無ければ、ただ1人の人間がたたずんでいる姿な訳です。(なんで横から見た形なのかは疑問ですが)
「フフフ、そうだよ。所詮、人は1人なのさ…」
と、部屋の隅っこでヒザを抱えながら、ペシミズムに浸る遊びを存分に堪能できます。
僕はやりませんけど。

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