駄文を弄する

おすすめの小説を中心に紹介しようと思っていましたが、脳内がとんだカオス状態なので内容もそうなっています。

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『占星術殺人事件』 島田荘司

2010/03/29/月/00:18
占星術殺人事件 (講談社文庫)占星術殺人事件 (講談社文庫)
(1987/07/08)
島田 荘司

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有名作品なのでミステリ好きは誰でも知っていそうな小説ですが、知らない人の為に。

それと、未読の人は『占星術殺人事件』というタイトルをグーグルで検索するのはおすすめ出来ません。

今後変わるかも知れませんが、僕が検索した時は検索結果の1ページ目に致命的なネタばれが書かれていました。

名探偵 御手洗潔とその相棒、石岡和己が活躍するシリーズの最初の作品(時系列では『異邦の騎士』の方が先)で、40年前に起きた未解決事件の謎を追うという構成になっていて、割りと珍しいんじゃないかと思います。僕は島田荘司さんの小説では1番好きな作品です。

一応書いておきますが、『御手洗潔』は『おてあらい きよし』ではなく『みたらい きよし』と読みます。

現実にいたら、いじめに発展しかねない名前なので、全国の御手洗さんはいくらこのシリーズのファンでも名前を付ける前に1度考え直す事を切に願います。

あらすじ(「BOOK」データベースより)
怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。


この小説で僕が好きな所はトリックです。
そして、それ故に複雑な思いです。

理由としては実に単純で、物語のごく早い段階でトリック、犯人ともにあっさりと分かってしまったからです。

「この僕の灰色の脳細胞にかかれば、そこに死体があるだけで、その程度の推理が可能なのです。モナミ。」

という事ではモチロン無くて、これと同じトリックを知っていたからでした。とあるマンガのせいで。
まあ、その件の事も有名かもしれませんね。

そのマンガの事は既に解決しているし、相当昔の話なので、今さら言及する気にもなりませんが、当時の腹立だしさは未だに覚えています。というか、思い出すとやっぱり腹が立ちますけどね。

トリックの分かっているミステリを読むのは、全てのネタを知っている手品をえんえんと2時間も見せられるのに似ています。
面白さ半減どころの騒ぎでありません。そして、何よりもこのトリックが秀逸なだけにその思いは強まります。

何か、唐突に記憶の扉が開きました。
僕はその昔、アガサ・クリスティの本(タイトルは伏せておきます。色々と障りがあるので)を図書館で借りて読んだのですが、
しばらく読み進めると、ある人物名のところにエンピツで丸が付けてあり、矢印で犯人はコイツ! って書いてありました。

最後まで読むと、きっちりとソイツが犯人でした。

「……………………」
「なっ! 何をするだァーーーーーッ ゆるさんッ!」

思わずコブシを握り締め、叫びそうになりましたよ。

犯人を見つけたら、鉄拳による報復をしても構いませんか?
10年以上前の話ですが。

それ以降、1度たりとも図書館でミステリを借りていません。
ちなみに、なんのマンガだったかは忘れましたが、ギャグマンガで似たようなネタがありました。
さっぱり笑えませんでした。アハハ。

図書館派の人は気をつけてください。

何か激しく脱線しましたが、そういった事情が無ければ楽しめると思うので、未読の方にはぜひおすすめします。

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